お探し物は図書室までのレビュー一覧
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狐狼さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2023/04/02 17:37
不安な心や迷いのある時に読むととても良い本。 不安な気持ちを優しく包み込んで、迷っている気持ちを後押ししてくれる。背中に寄り添い、背中を押してくれる小説とも言える。 そのどちらか、あるいはいずれでもないかは読み手の心情によって変わってくるとも言える。 何かが変わる。それは、大きい事かもしれないし、小さい事かもしれない。この小説は何かが変わる楽しみを見つけるキッカケで、その背中を優しく押す。 それがやけに心地よくて、出会えたことが思わず嬉しくなる。 不思議な小説だと思いながら、読み進めて読了した今。 「私は私をようやく見つけたようだ」と言わしめるとても大切な小説になりました。 ありがとうございます。
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