【編集者おすすめ】
絵本でハロウィン気分を盛り上げたい!
こんにちは。
ここ数年は街のハロウィン飾りにもすっかり見慣れてきました。
今回は、ハロウィンに読みたい絵本を、4人の編集者がおすすめします。
魔女や妖怪を扱った絵本も多数ありますよ~。
絵本でトリック オア トリート!?
『ぞぞぞ』(森あさ子・作)
ハロウィンの有名な挨拶といえば、「トリックオア」と訳すことが多いですね。
「いたずら」にちなみまして、こどもたちのいたずらをテーマにした『ぞぞぞ』(森あさ子・作)をご紹介いたします!
かいじゅうやふくろう、おばけなど、いろいろなキャラクターが
「でるぞ、でるぞ」とアピールしてから、
あっと驚かせてくれるおはなしです。
絵変わりがとても楽しい絵本なのですが、お楽しみはここから!
こどもが出てきたと思ったら、思いっきりいたずらしてしまうのです!
そして、最後は……。
この絵本のアイディアのもとになったのは、作者の森あさ子さんの娘さん(5さい)。
「いたずらしちゃうぞ~」と森さんをにやにやしながら挑発して、
怒られるのを待っている姿が面白くて、絵本にしたそうです。
ユーモアいっぱいの1冊、ハロウィンにぜひおすすめです!
(文・富山なつき)
『ぞぞぞ』
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うさぎが魔女に大変身!?
『まじょまつりにいこう』(せなけいこ・作)
せなけいこさんが実際に買っていた白いうさぎがモデル・・・?
「まじょまつり」って、知っていますか?
魔女たちが焚火を囲んでおどるおまつりで、参加できるのは
魔女とねこだけ
ところが、どうしてもそのおまつりに行きたいうさぎがいました
そこでうさぎは、ねこに変装!
長い耳を帽子でかくして、おひげとしっぽをつけて……。
さて、うさぎは無事におまつりに参加できたのでしょうか…!
なんとも、たのしい、4コマの変身シーン♪
長い耳を帽子でかくして、おひげとしっぽをつけて……。
さて、うさぎは無事におまつりに参加できたのでしょうか…!
そして、私がこっそりおすすめするもうひとつの見どころは、奥付ページに
載っている作者・せなけいこさんのプロフィール写真です。
「魔女」が好きで、
ドイツのルプルギス祭りに実際に行かれた時の写真なんですって。
魔女に変装するなんともお茶目な作者、せなけいこさん。
今年のハロウィンは、みなさんも魔女やねこになりきって、
絵本の「まじょまつり」に参加してみませんか?
(文・小堺加奈子)
『まじょまつりにいこう』
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ハロウィン以上に 妖怪たち大暴れ!
『どっせい! ねこまたずもう』(石黒亜矢子・作)
大迫力の表紙を飾るのは、大横綱「にゃんこのやま」
ハロウィンといえば、主役は西洋のモンスターたち。
でも、日本の妖怪も負けてはいませんよ。
100年にいちど、妖怪界最強の力士を決定する大相撲大会。
その絶対王者、猫又の大横綱「にゃんこのやま」のお話をご紹介します。
ほんじつは、100年にいちどの大相撲大会。
さあさあ、まけ知らず無敵の大よこづな、にゃんこのやまの土俵入り。
対するは、がまのぬまに たこつぼまる、大一番はくじらのうみ。
「今年こそ、にゃんこのやまの1人勝ちにはさせんぞう!」
さて、どうなる妖怪たち!
たこつぼまるは、とくいのはりてで、びたびたびた!でも……?
ええいうっとうしい ばーん どっせい! きまりて「つきにゃし」~!
「がまのぬま」のぬるぬる油にも、力自慢の「くじらのうみ」にも、
「かっぱのさら」の策にも、
まったく引っかからず、びくともしない「にゃんこのやま」。
そこで、妖怪たちはどうしたかというと……?
巻末には、妖怪大集合!ド迫力の両観音しかけも入っています。
絶対に負けない「にゃんこのやま」の安心感と、
どっせい!の掛け声が気持ちのよいお話。
読み聞かせでも、盛り上がること間違いなしです!
妖怪たちの雄姿を、ぜひ絵本でお楽しみください
★姉妹作『ねこまたごよみ』も、ハロウィンにぴったり、おすすめです。
にゃんこのやまもこっそり本のどこかに登場していますよ!
『ねこまたごよみ』(石黒亜矢子)
(文・上野萌)
『どっせい! ねこまたずもう』商品詳細はこちらから 『ねこまたごよみ』
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ハロウィーンに参加したい日本のおばけたち?
『かいけつゾロリの ゾワゾワゾクゾク ようかいまつり』(原ゆたか・作絵)
ハロウィーンには、カボチャのランタンを飾ったり、
ドラキュラやフランケンシュタインなどの仮装を楽しむ方も多いのではないでしょうか?
もともと、ハロウィーンはヨーロッパあたりで行われていた先祖の霊をお迎えする行事でした。
あれ? 日本のお盆と似ていますね。
あれれ? ハロウィーンにナス???
そこで、「もっと日本のおばけたちも活躍できるお祭りにしたい!」と考えた人がいます。「かいけつゾロリ」の妖怪学校の先生です。
ハロウィーンをかえる! と宣言する妖怪学校の先生
妖怪学校の先生は、カボチャをナスに変え、「Trick or Treat」と言って
お菓子をもらって帰るのではなく、妖怪の本領発揮!
訪ねた家の人を震えあがらせて「お菓子をさしあげますからお帰りください」
と頼まれるような恐怖のお祭りに変えようと大作戦をくりひろげます。
でも、そんな妖怪学校の先生をだまそうとするあやしい二人組があらわれて……。
ゾロリは、妖怪学校の先生を助け、ドラキュラやフランケンシュタインなど外国の妖怪だけでなく、
雪女やからかさおばけなど、日本の妖怪もみんなが楽しめる最高のハロウィーンをつくりあげるのです。
ゾロリが考えたハロウィーンの夢のような体験とは?
ちょっとかわったハロウィーンが体験できる「かいけつゾロリのゾワゾワゾクゾクようかいまつり」をぜひ読んでみてください。
(文・浪崎裕代)
『かいけつゾロリのゾワゾワゾクゾク ようかいまつり』
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ハロウィンにおすすめの4冊、いかがでしたか?
本とともに楽しい時間をお過ごしください。
ポプラ社 こどもの本編集部