さいわい住むと人のいう
ある日、豪邸に住む高齢の姉妹が二人とも亡くなった。
老姉妹は、なぜこんな豪邸に二人だけで住んでいたのか―?
地域福祉課に異動になった青年・青葉が紹介されたのは、大きな屋敷に住む八〇歳の老女・香坂桐子だった。桐子は元教師で顔が広く、教育から身を引いてからも町の人から頼りにされていた。妹の百合子と二人だけで暮らしているという――。
物語は二〇二四年から二〇年ごとに遡り、姉妹の人生が少しずつ紐解かれていく。戦争孤児で親戚をたらいまわしにされてきた彼女たちは、いつか自分たちだけの居場所を手に入れて、二人で幸せになろうと誓った。しかし、ある選択を迫られて……。
デビュー作『つぎはぐ、さんかく』が話題となった注目の若手作家がおくる、
二人の女性の人生を壮大なスケールで描いた感動の物語。- シリーズ
- 一般書
- 著者
- 著:菰野 江名
- 発売年月
- 2024/09
- ISBN
- 978-4-591-18296-3
- 判型
- 四六判
- サイズ
- 188mm ×128mm ×0mm
- ページ
- 335ページ
- 主な対象年齢・学年
- 小5, 小6, 中学, 高校, 一般, シニア
- ジャンル
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