ピアノを習っているミラ。ピアノは好きだけど、自分のピアノに自信がもてません。
なぜなら……お姉ちゃんがいつも細かくダメ出ししてくるから。
今日もおうちでピアノの練習をしたいと思っていたのですが、お姉ちゃんが隣に。
弾き始めたら、やっぱりダメ出し。どんどん音が小さく、気持ちもしぼんでいきます。
弾くのをやめたミラを残してお姉ちゃんがピアノの部屋を出ていったそのとき!
「あなた、ピアノがこわいの?」
と、虹色の光の中から、小さな、小さな女の子が現れたのです。
「わたしは、ピアノようせいのレミー」
レミーのアドバイスと魔法のおかげで、ミラとミラのピアノは変わっていきます。
それに天才小学生バイオリニストとの出会いで、ハラハラドキドキの体験も!
今回のテーマは、「強弱」と「気持ち」。曲を豊かに表現するには、その曲をどう感じて、どんなイメージを思い浮かべるかといった、弾き手の感受性が大切です。自信が持てない主人公に自己肯定感と縮こまった心を解き放つ自由をレミーは教えてくれます。それは、ピアノに限らず、日常生活でも大事なこと。すべての読者に勇気と元気を届ける物語です。
とりあげる音楽家はバッハ。「音楽の父」とよばれ、西洋音楽とその後の音楽家に多大な影響を与えたバッハの音楽とは、どんなものなのでしょうか? 易しく解説しています。
バイオリンとの協奏も描かれ、ピアノのみならず音楽の習い事に頑張る子どもたちに響く内容になっています。
また、コンサートの舞台裏に潜入するシーンもあるので、コンサート会場でのマナーなどもコラムで紹介しています。- シリーズ
- 単行本
- 著者
- 作:しめの ゆき
絵:とこゆ - 発売年月
- 2024/07
- ISBN
- 978-4-591-18220-8
- 判型
- A5判
- サイズ
- 216mm ×154mm ×0mm
- ページ
- 79ページ
- 主な対象年齢・学年
- 6, 小1, 小2
- ジャンル
- 読み物
1,210円(税込)
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