失せ物屋お百 首なしの怪
<内容紹介>
薄気味悪い住人が集い、怪しい大家が取り仕切る、この世の果てのような長屋―-通称「化け物長屋」に住む女・お百は生まれつき左目が青い。
その目は青いだけでなく、不思議なものを見つける力、人には見えないものが見える力を宿している。それゆえに実の親からも疎まれ、様々な苦労をしてきた。
行き遅れたまま三十路近くになった今では、すっかりひねくれ、やさぐれ、かつ開き直っており、不思議な目を使って「失せ物屋」を営んでいる。
お百の青い目に宿った山神の鱗を取りに来た子狸・焦茶丸もすっかりいついてしまい、奇妙な「失せ物探し」に精を出す一人と一匹。
焦茶丸をライバル視する子狐・真白がやってきて、お百の眼の鱗を奪おうとするのだが――。
<著者プロフィール>
神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞し2006年にデビュー。主に児童書で活躍しているが、一般小説も手掛けいる。作品に、「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」「十年屋」「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。- シリーズ
- ポプラ文庫 日本文学
- 著者
- 著:廣嶋 玲子
- 発売年月日
- 2020/09
- ISBN
- 978-4-591-16779-3
- 判型
- 文庫判
- サイズ
- 151mm ×105mm ×11mm
- ページ
- 227ページ
- 主な対象年齢・学年
- 中学, 高校, 一般, シニア
- ジャンル
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